Column
長い夏休みもついに最終週を迎えました。
夏休み期間中はお子様が自宅で過ごす時間も増え、このような悩みや
イライラを感じた保護者様も多いのではないでしょうか?
人間は変化を嫌う生き物なので、何事も「習慣化」するまでに大変な努力が必要です。
しかし、日々の積み重ねで習慣化することができると毎日のルーティーンになり
誰かに言われなくても自然と勉強に向かうようになります。
家庭学習を習慣化する事によってどのようなメリットがあるのでしょうか?
家庭学習を習慣化することで得られる最大のメリットは
「勉強量が増え知識量で差を付けることができる。」ことです。
自宅で過ごす時間の中で隙間時間を見つけては、コツコツと取り組む力を持っていると
学習時間が蓄積され周囲に圧倒的な勉強量の差を付けることができます。
文部科学省が公表している「全国・学習状況調査」によると自宅学習を習慣化している子どもの方が
学力向上に繋がりやすいとされております。
学習塾や習い事とは違い、家庭学習は「自分のリズムで勉強できる。」という点もメリットの一つです。
学習塾は決められた日程やスピードで学ぶことができるため、自分でスケジュールを
管理することが苦手な子どもにとっては学習塾のシステムはメリットであると言えるでしょう。
しかし、決められたリズムや他社のスピードに合わせる必要があるため
自分の集中力や気分に合わせることができません。
また、学習塾や予備校・カフェなど通学にかかる時間も大幅に削減することができます。
自宅には漫画やテレビ・お昼寝など誘惑が多く、指導をしてくれる先生もいません。
そういった環境の中でも自ら計画を立てて実行し、習慣化することができれば大人になった際に
必ず求められる「自己管理能力」を早い段階で身に付けることができます。
小さい頃は子どもだけで予定を立てることが難しく、偏りのあるスケジュールを立ててしまうことが多いです。
例えば、休憩を取らず長時間勉強に取り組んでしまうと集中力が欠けていくら勉強しても頭に入らず
勉強に苦手意識を持ってしまう可能性もございます。
小学生低学年(1年生~3年生)の頃までは、保護者がサポートをして一緒にスケジュールを立てましょう。
家庭学習の習慣が付くことで学力が身に付き、学習塾に通う必要が無くなる可能性もあります。
そうなれば学習塾の月謝代や教材費、交通費も不要になります。
また、テスト期間など普段よりも勉強量が求められる際はカフェやファミレスなどを利用する方も多いでしょう。
そのような、飲食代の出費も抑えられるという利点もございます。
メリットが多い自宅学習ですが、習慣化させるためにはどのようなことが必要なのでしょうか?
ここでは、子どもが自宅学習を習慣化させるまでに必要なことや保護者ができるサポート方法をご紹介します。
先の家庭学習のメリットとして、小さなお子様には自己管理能力が身に付くまで
保護者のサポ―トが必要とお伝えしました。
保護者ができるサポートとはどのようなものがあるのでしょうか?
家庭学習を習慣化させるためには、毎日取り組む勉強の時間帯を決めることです。
🔍ルーティーンとは?
ルーティンとは、英語で「日課」や「決まった手順」「お決まりの所作」などを意味します。
私達は日常生活の中で、毎日欠かさず行っていることや自然と同じ順番で
当たり前のように取り組んでいることがあるかと思います。
その当たり前を継続することでいつの間にか習慣化することができるのですが、
日常生活に限らず勉強も同じことが言えます。
学習習慣を確立するためのコツは「基本的に同じ時間帯に取り組むこと」です。
毎日何時からスタートする!と決めて取り組んでもらうようにしましょう。
また、家庭学習の勉強時間の目安は【学年×15分】と言われています。
しかし、あくまでも平均時間なので慣れるまでは15分から取り組んで
慣れ始めたら学年に関わらず20分・25分と徐々に伸ばしていくこともおすすめです。
大切なことは無理のない範囲で「毎日継続して勉強すること」です。
お子さまの学年や性格、様子を見て最適な勉強時間を考えましょう。
お子様にあった勉強時間を見つけた後は、その時間通りに動いてもらう必要があります。
時間をきめても、ついついダラダラ取り組んだり、反対に短い時間で切り上げてしまう可能性もあります。
タイマーを活用することで、確実に決めた時間取り組むことができたり
残り時間も見えるので、時間配分も考えられるようになります。
🔍勉強におすすめのタイマーはこれ!
【時っ感タイマー】
:時間の経過と共に画像のような色のついたフィルムが減っていくので
視覚的に残り時間がわかります。
まだ、時間感覚が身に付いていないお子様にもおすすめのタイマーです⏰
多くの学習塾では、年間のカリキュラムに沿って学習を進めていくケースが多いです。
家庭学習でも同様に何を取り組むのか予め決めておくことが大切です。
■カレンダーやホワイトボードで管理する
アナログですが、リビングに置いておけばお子さまも保護者の目にも入り
管理しやすいというメリットがあります。
■学習管理機能がある、無料のアプリを活用する。
Studyplus(スタディプラス)等無料の学習管理アプリがいくつかございます。
上記のアプリは同時ログインが可能なので、お子様のスケジュール管理や進捗管理もしやすいです。
🔍おすすめの学習管理アプリは?
【Studyplus(スタディプラス)】
:科目ごとに勉強時間や量の管理がグラフでできたり、記録、共有ができます。
コミュニティという機能があり、スタディプラス利用者とチャットで励まし合うことができます。
アプリURLはコチラ▶ https://www.studyplus.jp/
【コソ勉】
:こちらのアプリは、15分単位で勉強した科目に色を塗り学習進捗を確認できるアプリです。
計画を立てるにはStudyplus(スタディプラス)の方がおすすめですが、
コソ勉にはチャットで他のユーザーとの連絡機能がなく安全に利用できます。
アプリURLはコチラ▶ https://apps.apple.com/jp/app/%E3%82%B3%E3%82%BD%E5%8B%89/id960983802
家庭学習では、年間のカリキュラムを作成することはハードルが高いのでまずは
取り組むドリル等の教材や、苦手科目を決めましょう。
そこからお子様に合わせた勉強時間や月の中で何日間取り組むかを考え
一日に取り組む量をカレンダーやアプリに記入していきましょう。
そのような管理も小さなお子様一人では難しいので、保護者が一緒になってスケジュールを作っていきましょう。
意欲的に勉強を取り組むためには、勉強が楽しい!達成感を感じる!と思ってもらうことが大切です。
そのために活用できるアプリや保護者のサポート方法をご紹介します。
勉強をするたびに、保護者が設定したポイント数をどんどん貯めて○○点になったらご褒美をプレゼント!
という設定もできるので、遊び感覚で取り組めたりポイントが貯まっていくことで
視覚的に勉強の達成感を味わうことができます。
現在は、勉強したらポイントが貯まるというアプリは検索しても見つけることができなかったので、
「お手伝いのご褒美アプリ」を代用するといいでしょう。
🔍ポイントアプリのおすすめは?
【てつだって!】
:お手伝いのごほうびアプリですが、項目の名称は変更可能なので「今日の勉強完了!」や「テスト目標点数達成」など
自由に設定ができます。
アプリURLはコチラ▶ https://apps.apple.com/jp/app/%E3%81%A6%E3%81%A4%E3%81%A0%E3%81%A3%E3%81%A6/id1241860505https://www.studyplus.jp/
【PIGUCHI (ピグっち)】
:こちらもお手伝いのご褒美にお金が貯まっていくアプリです。
やることリスト機能もあるので、スケジュール管理も可能です。
てつだって!同様項目も設定は自由にできるので勉強にも活用できます。
てつだって!との違いは、お金を貯めて運用することができるので達成感と共に
「お金の価値💰」を学ぶこともできます。
アプリURLはコチラ▶ https://apps.apple.com/jp/app/%E3%82%B3%E3%82%BD%E5%8B%89/id960983802
何事にも習慣を作るためには、毎日無理のない範囲で楽しんで取り組むことが大切です。
そのためには、上記で紹介したような対策も大切ですが、
保護者の「励まし」や「ポジティブな声掛け」が大きな力になります。
「毎日スケジュール通り勉強してくれて、嬉しいな。」
「今日分からなかったところはある?一緒に考えるよ!」
「○○ちゃんはいつも頑張っていてすごいね!」
保護者の方が肯定してくれたりポジティブな声掛けをしてくれると
子どもは、自己肯定感が向上して家庭学習の意欲向上にも繋がります。
勉強してくれなくて困っている、という方はぜひ今回のコラムを参考に、
習慣が付いてくれるまでは、「一緒に協力」して取り組むことからスタートしましょう。
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