Column
IT技術が急速に発展しており、メールやLINE・SNSなどデジタル中心の
生活を過ごす中で、文字を書く機会が少なくなっています。
字を書く機会が減ったのであれば、習字をわざわざ習う必要はないのでは?
と感じもいらっしゃると思います。
しかし、習字や書道を習う事で得られる意義は大いにあると思います。
子どもや大人、世代問わず習い事として人気の「習字」。
習字を習うことにより、どのようなメリットやデメリットがあるのでしょうか。
今回の投稿では、適正年齢や月謝など費用についても詳しくご紹介します。
習字の魅力についてまとめてみましたのでぜひ、ご一読ください。
🔍このコラムはこんな疑問をお持ちの方におすすめ✨
綺麗な字が書けるようになることはもちろん、習字を習うことで得られるメリットを5つご紹介します。
習字とは、お手本通りに書く訓練をして「文字の基本的な美しい形をマスター」することです。
文字の形やバランスの取り方から学ぶので、きれいで読みやすい字が書けるようになります。
その技術は学生の頃だけでなく、将来大人になっても役に立つことが多いです。
大人になってからも文字が上手に書けると、普段の生活や就活の際に
良い印象が残ったり、信頼を得る事も多いです。
習字教室では、書き順や文字の成り立ちをしっかりと学びます。
更に一文字一文字丁寧に向き合うため、下記順が記憶にも定着します。
正しい書き順で書くことにより、2つのメリットがあります。
文字には、止めや、はね・はらいがあります。
書き順を守ることにより、これらを正確できれいに書く事ができて、
バランスンスが良く誰が見ても見やすい字を書けます。
正しい書き順で書く事で、余分な力を使わず流れるようにスムーズに書く事ができるので、
同じ労力で、沢山の字が書けるようになります。
習字は、自分で課題に取り組んで先生に添削してもらうという自主学習形式がほとんどです。
課題に取り組む中で、自分の課題に集中する「集中力」と、自分の目標に向け取り組んで
達成する「目標達成力」が習慣化します。
習字の上達は目で見てわかりやすいので、子どもも達成感を実感しやすい習い事です。
また「忍耐力」「粘り強さ」も、小学生の間に発達しやすいので、子どもの頃に習字教室に通う事はとても意味があります。
集中することで「我」を忘れ、精神的に安定する 習字で集中していると「瞑想」のような状態となり、
日頃の悩みや考え事を忘れる事ができて精神的に安定します。 そのような機会はなかなか無いため、日常の中で貴重な時間となります。
習字の上達に欠かせないのがきちんとした正しい姿勢です。
どこの教室に行っても、最初は正しい姿勢と筆や鉛筆の正しい持ち方から始めます。
なぜなら、正しい姿勢でないと文字が歪むからです。
一度変な姿勢が習慣になると矯正するのが難しくなるので、
子どもの頃から正しい姿勢を身につけられる習字教室はおすすめです。
日本の伝統文化の「芸道」はたくさんありますが、書道もその内のひとつです。
現代の日本人で日本の伝統文化の「芸道」を学んでいる方は意外と少ないのではないかと思います。
習字(書道)は芸道の中でも比較的始めやすいので気軽に日本の文化を学べます。
次に、習字を習う事で生じるデメリットを2つご紹介します。
スポーツや音楽の習い事などは、小学生の子ども自ら「やりたい!」と思って始めているケースが多いです。
しかし、書道は一般的に「子どもがやりたい!」という動機で始めるより、「
親がやらせたい!」という動機で始めるケースの方が多いと思います。
そのため、書道の習い事は、親の勧め通りに子どもが興味を持ってくれれば良いですが、
興味を持てずに「親が行けっていうから、なんとなく続けている」というケースも少なくありません。
やる気がなくなると、レッスンに行きたくないと反発したり親に黙って休んだりする可能性が考えられます。
自発的に始めた習い事と、親の勧めで始めた習い事では小学生が成長するに連れて、
本人の「やる気」に大きな違いがでてくるので、習字をいかに好きになれるかが大きなポイントです。
モチベーションの種類は様々ですが、「教室に仲良しのお友達がいるから」や習い事が終わった後の
「成果を家族が聞いてくれるから」など保護者の工夫次第でもモチベ―ションの維持に繋がります。
保護者としては、とても気になる「洋服に墨が付いて取れない」問題があります。
そして、洋服についた墨は汚れたその場ですぐに水洗いをすれば運が良いと綺麗に落ちますが、
一度乾いてしまうとクリーニング屋さんに出しても「完全に汚れを落としきれるかわからない」
と言われてしまうほど、汚れ落としが難しいです。
👚 子どもに習字を習わす時の服装の注意点 👕
① そもそも、汚れてもいい服装を用意する。
→スポーツ教室のユニフォーム同様、習字の日のユニフォームとして汚れても良い
服装を2、3着は準備しておくといいでしょう。
② 洋服に墨が付いてしまった場合は?
■「固形洗剤」「マジックリン」「歯磨き粉」などを使って、優しく水で揉み洗いして水で洗い流す。
→しかし、こちらは墨が乾く前の応急処置法になります。
大半の子ども向けの習字教室は、3歳頃から入会できます。
しかし、小学校低学年くらいの時期までは成長の個人差が大きいので、習い事で習字を始めるのに適した年齢は
子どもによって異なります。
子どもの成長や興味に合わせて習字を始めるのが良いでしょう。
ここでは習字を始めるタイミングを、年齢別に分けて解説します。
少しずつ、ひらがなを覚えたり、書けるようになる年齢です。鉛筆の持ち方や字の書き方に慣れるまで、
硬筆から始める教室もあります。
近年では墨を使わず水で書く「水書き」で段階的に毛筆の練習を行う教室もあり、
子どもの成長段階に合わせたレッスンが受けられます。 小学校入学前の5歳前後は、まさに字の書き方を覚えている最中です。
この段階で習字を始めると、初めから正しい字の形を覚える事ができ、字にクセが付きにくくなるというメリットがあります。
小学校に入学し、毎日文字を書くようになる年齢です。
小学校では3年生から毛筆の授業が始まるため、小学校低学年から習字を始めると授業より先に
習字の道具の扱いに慣れることができます。
また、小学生低学年は学校の授業も少なく、習い事を始めやすい時期ということもあり
一般的に習字教室に通い始める子どもが多い年齢層です。
先生の指示やアドバイスに対して理解が深まり主体的に練習に取り組めるようになるため、上達が早いことがメリットです。
9歳以降は小学校でも毛筆の授業が始まって、書道の基本や道具の扱いを理解できる年齢です。
毛筆での習字の経験もあるため、習字教室に通い始めてからも上達が早いという特徴があります。
既に習字を習っている友達の影響や字が上手になりたいという思いから、子ども本人が自発的に習いたいというケースも多く見られます。
小学生の中学年になると集中力やモチベーションを自分でコントロールできるため、素早く上達できる子どもが多いです。
💰週に1回の習字教室の月額費用の相場は?
ダンススクールの形式にもよりますが
平均 月額:3,000円~5,000円 程度
❓その他 費用が必要になるものは?
■最初に購入するもの…書道セットです。 下敷き、文鎮、硯(すずり)
→上記は一度揃えれば買い替えることはほぼありません。
■定期的に購入が必要な消耗品…墨や半紙の定期的な購入、筆の追加購入、展示会に出展する際にかかる費用などあります。
習字教室は比較的お金をかけずに始められる習い事ですが、思いがけない出費に慌てないためにも、
どのような費用がかかるか理解した上で教室を選ぶといいでしょう。
いかがでしたでしょうか?
私自身、6歳から14歳まで習字を習い、やはりどの場面でも字を書くと褒められる事が多いです。
習字を習っておくと、人生において自分のためになり褒めてもらえることで自己肯定感の向上にも繋がります。
子どもには幼いうちから正しく綺麗な字を書く力を身につけ、「字が綺麗で良かった」と
子ども達が大きくなった時に感じてほしいものです。
きれいな字を書けるようになること以外にも多くのメリットがある習字。
ぜひ子どもの習い事の選択肢のひとつに入れてみてください。
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