Column
「子どもが楽しむために」「子どもの将来のために」という思いから
始めた習い事でも、いつの間にか親子がストレスを感じているという
家庭は多いのではないでしょうか?
今回のコラムでは、多くの家庭がお子さまの習い事を通じて
感じている「お悩みあるある」を4つ、改善策と併せてご紹介します。
下記のようなお悩みを抱えている方は、ぜひ最後までご一読ください!
🔍このコラムはこんな方にオススメ!💡
・子どもが楽しそうに通っていないから心配…
・習い事がストレスに感じているためか送迎などの時間に親子間でぎくしゃくする。
・習い事の悩みを抱えた我が子に、どのように接したらいいか分からない。
・習い事を辞めさせたいが、コーチや先生にどう伝えていいか悩む。
習い事を始めてからしばらく経っても、思ったより上達しなかったり、
子ども自身、他の子と比べて自分だけ置いて行かれているように感じて
モチベーションが上がらずに悩み「向いていないんじゃないか」と
考える方も多いのではないでしょうか?
スポーツや学習、芸術など習い事には様々な種類がありますが、
どの習い事にも共通して、掲げた目標に対して上達や成長を楽しむ事が
できるのも習い事に通う一つのメリットでしょう。
しかし、上達の過程で何度も壁が現れて、いわゆる伸び悩みを経験すると
大人でもやる気や、モチベーションが下がってしまいますよね。
子どもが楽しんでいない・何かに悩んでいるように感じた時は
まずは、悩んでいる原因を子どもから話してもらいましょう。
その上で、「否定」するのではなくポジティブな声掛けや
対処をすることがとても大切です。
…「ここ、前より上手になったね!」「ここまでよく頑張ったね!」
◇ 再度、目標をしっかり設定する
…子どもが考えている目標やハードルが大人が思っているよりも
とても高くなっている可能性があります。
まずは、達成できる見込みのある目標をノートに書き出したりして
大人の人と一緒に考えることが大切です。
多くの習い事は週に1~2回、一日に1時間~2時間程度の教室が多ので、
家でどれだけ自主練習したかが、上達の鍵になります。
しかし、自ら進んで練習に励む子どもは少ないのが現実。
練習する・しないで保護者と子どもが揉めてしまうことも多々あるので、
習い事の練習をしないからと言って「何でやらないの!」「周りの子に置いて行かれるよ!」
という声掛けはモチベーションを下げてしまう可能性が高いのでNGです。
…楽しい!と感じることは、自ら進んで取り組める要因になります。
また、楽しんで取り組むことができると格段に上達する子どもが多いです。
練習を矯正するのではなく、自宅練習をしている時に褒めてあげたり
「どういった練習をしているの?」と興味を持って話しかけ、
楽しい雰囲気づくりを心掛けましょう。
◇ 親子で一緒に練習
…親子教室ではない限り、親子一緒に練習をする機会は少ないと思います。
子どもは普段の成果を親に見せることができる機会にもなり、楽しむことができます。
子どもはパパ・ママと「一緒に」取り組むことが大好きな子が多いです✨
保護者の方が、上手く出来なくても一緒に取り組むことで自宅練習を
自主的に楽しんで取り組むことに繋がります。
家事や、仕事に忙しいと思いますが
毎週3日は子どもだけで自主練習をして、
毎週○○曜日は親子で一緒に練習する!と決めておくといいでしょう。
なかなか上達しない原因はその習い事自体が合っていないのではなく
通っている教室が子どもに合っていない可能性も十分に考えらます。
要因は様々考えられます。
■先生の指導方法や性格が子どもと合わないため、理解が追い付かず技術が伸びない。
■指導レベㇽが高い(強豪チーム)チームで、子どもの能力が追い付かないため
モチベーションが下がる。
■子ども同士の人間関係が上手くいっていない。
その習い事自体をあっていないと決めつけて辞めさせてしまう前に
子どもの話をしっかりと聞き、思い切って教室を変えてみる事も一つ手のでしょう。
習い事の数は、年齢が上がるにつれて増加傾向にありますが
平均的に2種類の習い事を習っている子が多いです。
しかし、近年習い事の種類が増えてきている中で習い事を3つ~6つ
掛け持ちをする「忙しすぎる子ども」が増えてきています。
多くの習い事を習う事で、様々な経験や交流が増えるなど得られる魅力は
とても多いですが、習い事の習わせすぎには次のような弊害が考えられます。
例えば週2回の習い事を3つ掛け持ちするだけで学校終わりに6日間、
1週間のうちのほとんど習い事に通う必要があります。
週末にまとめて時間をずらしてスケジュールを組んだとしても
平日は学校、帰宅後は宿題の取組みや習い事の自主練。
週末は習い事で遊ぶ時間や脳を休める時間がほとんどありません。
実は、子どもには「ぼーっとする時間」がとても大切と言われています。
学校や習い事の教室でたくさんの情報をインプットしているため、
リラックスできる家でぼんやりして脳を休ませてあげることで脳の活性化にも繋がります。
更には子どもの発想力を伸ばすことにも繋がるので習い事を沢山詰め込みすぎていて
子どもが疲れているように感じる際は、子どもと相談した上で優先順位を決めて
回数を減らすなど、習い事を整理すると良いでしょう。
あれもこれもと習わせていると子どもの負担だけでなく、
毎月かなりの額の費用が必要となり、いつの間にか家計を圧迫している可能性もあります。
この場合も、子どもと相談して無理に習わせている習い事は無いかなど整理をしましょう。
子どもから、「習い事を辞めたい」と言われた時に
どの様な対応をすればいいのか悩む方も多いと思います。
子どもが習い事を辞めたいと感じるのは下記のような要因が考えられます。
◇
今習っている習い事よりも興味のある習い事を見つけたから。
◇ ネガティブ
・レベルが上がってついていけなくなった。
・複数の掛け持ちで体力がついていけない。
・友達や先生との人間関係が上手くいっていない。etc…
辞めたいと言われた時のNG行動は、否定することです。
「わがまま言わずに、続けなさい!」「根性がない!」など
厳しい言葉をぶつけていませんか?
子どもが、辞めたいと伝えるまでにはいろいろと悩み
考えた結果、勇気を出して打ち明けてくれたかもしれません。
頭ごなしに、子どもを否定した声掛けをしてしまうと自己肯定感が低くなり
次に気になる習い事を見つけたとしても、失敗した時や辛くなった時に
逃げる事が許されない、というトラウマにも繋がり危険です。
どのシーンでも一緒ですが、子どもが悩んでいるときは
まずは、「話を聞く」その上で親子間の意見を話し合いましょう。
話を聞いた上で、モチベーションを上げる事が出来れば解決する問題であれば
上記で紹介したように、ポジティブな声掛けや一緒に練習することが
有効です。
子どもと話し合った結果、習い事を辞めるという選択をしたときに
「辞めるときはどのように伝えるべき?」と悩む方も多いのではないでしょうか?
退会の意思は、退会希望日の1ヶ月前までには伝えましょう。
教室によっては、数か月先のレッスンの予約を受け付けている可能性もあり、
教室の空きや先生のシフトなどの調整を進めている場合、早めに辞める意思を
伝えておくと、キャンセル待ちの生徒のスケジューリングができたり
教室の運営側にとっても迷惑になりにくいです。
基本的には、レッスンの後や早めに出向いて保護者が対面で
退会の意思を伝えると、印象がいいでしょう。
しかし、教室によっては退会手続きはメールやLINEを指定している可能性もあるので
規程がある場合は規定に従って手続きしましょう。
基本的には、「家庭の事情で」と伝えるだけで充分です。
この際に、子どものせにしたり先生や教室側の不満を伝えると
トラブルにもなりかねないので、不満ではなく感謝を伝え円満に
退会へと繋げましょう。
引っ越しや、他の習い事が忙しくなってきて~など明確で伝えやすい
要因の場合は正直に話しても良いでしょう。
いかがでしたか?
今回は、習い事を続けているとぶつかる可能性の高い
「お悩みあるある」を4つご紹介しました。
最近、習い事に関して子どもと上手くいっていない。
子どもと良く言い合いをしてしまうという方は、
一度、否定ではなく「話し合い+ポジティブな声掛け」を意識して
話を聞いてあげる所から始めましょう。
その上で最善の解決策を一緒に見つけて、
子どもが楽しく習い事に打ち込める環境づくりやサポートをすることで
上達にも繋がることでしょう。
最後までご覧いただきありがとうございます。
この投稿が少しでも習い事に関して悩んでいる保護者の方の参考になると嬉しいです。
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